現在、ネストラボ京都にて進行中のオリジナル企画の為に制作されたキャラクター「ななめちゃん」
今回の「デジタル技術の無駄利用」は、ななめちゃんの生みの親である、とある利用者さんの何気ない一言から始まった・・・
「ななめちゃん の カラーバリエーションを作ったのですが、戦隊ヒーローみたいにして、ガチャガチャ作りませんか?」
「それ、めっちゃ面白そうやん!!!」
とその一言に、周りの利用者さんと職員が悪ノリを始め、突如「ななめちゃん立体化計画」が始動!
ななめちゃんのモデルとなった、職業指導員の久留宮 哉萌 (くるみや かなめ)が生温かく見守る中、ななめちゃんの立体化は開始されました。

普段は、三面図を作成し、Blenderでモデリングをおこなっているのですが、
今回はちょっと実験してみようということで、ななめちゃんのイラストを「Meshy」というAIを利用して、3Dモデルを作成!
Meshyとは、画像や文字から3Dデータを作成できる生成AIのサービスです。
※以前、いくつかの同種のサービスを触ってみたところ、Meshyは、画像→3Dの生成の精度が若干高い気がしたので、今回このサービスをチョイスしました。(あくまでも個人の感想なので、確証はありません・・・)
利用方法は簡単で、3Dモデルを作成したい画像を読み込ました後、「生成する」のボタンをポチっと押すだけ、後は暫く待つだけで3Dデータを生成してくれます。
今回は比較的シンプル目なイラストだったこともあり、わずか5分程度で生成が終了!
(モデリング初学者の筆者では、丸1日かかっても作れるかどうか、AI恐るべし・・・)
そして、完成した3Dデータがコチラ↓↓

正面のイラストしかないのに、(髪型は若干変化してしまいましたが、、、)後ろ側もしっかりとモデリングされています
しかし、ここで1つ問題が発生
ななめちゃんが、斜めじゃない・・・!

「ななめちゃん」という名前の由来は「社会を斜めから見ているから」
そう、彼女斜めっていることは、とても大事なアイデンティティなのです。
このままプリントしては、いけない・・・
そこで急遽、生成した3DデータをBlenderで読み込み、モデルデータの修正を開始!
生みの親いわく、ななめちゃんの角度は45°とのことですが、重心のバランスが悪く、印刷時に崩れてしまう恐れがあるので、、、台座と脚の接地面の角度を30°ほど傾け、それに合わせて、脚や胴体の部分の微調整をおこない。
見事!斜めることに成功した、ななめちゃんがコチラ↓↓

ここまでくれば、後は3Dプリンターでプリントするだけ!
印刷中に形が崩れないようにサポート材(青色の部分)をいれて、印刷用のデータを作成し、3Dプリンターへ送信!

印刷時間は、約4時間。
そして4時間後、3Dプリンターの様子を確認すると、
あっ、右足が折れてる・・・

3Dプリンターの設定がよくなかったのか、もしくはサポート材が足りなかったのか、右足の先端部分が折れて印刷されてしまっていました。
そして、さらなる悲劇が、ななめちゃんを襲う!!!
左足とベースの接地面の十分な接地面積がとれていなかったぽく、接地部分が脆くなっており、サポート材を剥がす際に足とベースのつなぎ目がパキリと折れてしまいました・・・

ななめちゃんは、左右両方の足に傷を負うという悲劇に見舞われましたが、今回はテストプリントなので作り直しはせずに、接着剤でくっつけて修正予定。
この辺りのトラブルは、次回の出力時に設定関係を見直し改善していければと思います。
そして、完成した、ななめちゃんがコチラ!!!
※バリ取りが甘いですが、、、
眼鏡や眉毛といった、細かい部分の造形が上手くいっていなかったり、角度がゆるやかで斜め感が足りない等の改良点はいくらかありますが、概ねイラスト通りに立体化できたかなと思います

ななめちゃん、立体化計画が始動して、約4時間半
見事、ななめちゃんが現世に降臨しました!
最終的には、金色に塗装して、「黄金のななめちゃん像」を作りたいので、ここから、バリ取り→ヤスリ掛け→下地塗装→塗装とまだまだ作業は続きますが
続きは次回ということで・・・
今回、実験も兼ねて、イラストを生成AIで3D化して、簡単なフィギュアの原型を制作してみました。
いやー、デジタル技術の進歩って凄いですね!
就労継続支援B型事業所ネストラボ京都では、普段のお仕事と並行して、3Dプリンターやレーザー加工機といった、デジタルファブリケーションや、3Dモデリングやアバター制作、VRワールドの制作といったメタバース分野等にも取り組んでおります。
■デジタル技術のプチ活用シリーズ
・3Dプリンター(https://nlkyoto.jp/archives/2091)
・レーザーカッター(https://nlkyoto.jp/archives/2061)