皆さんは、Google Flowというサービスをご存じでしょうか?
「Google Flow(グーグル・フロー)」は、2025年5月のGoogle I/Oで発表された、クリエイター向けのAI映画制作ツールです。
「Veо 3」、「Imagen」、「Gemini」といった複数のAIモデルを統合し、テキストや画像から短い(最大8秒)シネマティックな映像を生成・編集できる点が特長です。
直感的に操作できるので、撮影や動画制作の前にアイデアや画面構成の確認の為のプリビズや、SNSマーケティング動画に使用する短い動画を複数パターン作る等、様々な分野での活躍が期待されている技術となります。

今回の「デジタル技術の無駄遣い」は、Google Flowを使って短いアニメーションを作ってみようと思います。
Google Flowの使い方は直感的かつ簡単です!

まずは、Google Flow(https://labs.google/flow)にアクセスし、画面下部の「Create with Flow」というボタンをクリックしてください。
クリックすると、Googleのアカウントへのログインを求められますので、ログインしてください。
※初回ログイン時は、ログイン後に利用規約の確認などがあります。

Googleへのログインが完了すると、以下の黒い画面が表示されるので、下部のウィンドウにプロンプトを打ち込んだり、画像をアップロードしたりすることで動画が生成されます。


動画の生成方法は「テキストから動画」、「フレームから動画」、「動画素材を使用する(Google AI Ultra メンバーシップ会員限定)」の3つがあり、今回は「フレームから動画」という方法を使用します。
この方法は2つの使い方でき、1つめは動画の最初と最後の画像をアップして、その間を生成してくれるという方法、2つ目は動画の最初の画像とプロンプト(どういった動画を作って欲しいかの指示)を入力することで動画を生成するといった方法です。
今回は、以前ChatGPTで生成した「嬉しそうに巨大な酒瓶を抱える、魔王ゴンゾーちゃん(二十歳以上)」という画像をアップロードし「Champagne is spurting out of the bottle and people are dancing with joy(シャンパンがボトルから噴き出し、喜びに踊っている)」というプロンプトを入力して動画を生成してみます。

生成ボタンをクリックして待つこと約5分、上記の画面が表示され動画生成が完了!
類似の動画生成AIと比べて、生成速度が速い印象をうけました。

そして、実際に生成された動画がコチラ


「凄い!!!メッチャ動いていている!!!」
(最後のほうで、いきなり瓶が消滅したりしますが)滑らかなアニメーションができあがりました!
これをBlender等で作るとなると、メチャメチャ大変な作業です(いったい、何日かかることやら、、、)
現在、生成できる動画の長さは最大8秒と短い動画のみになりますが、SNSで発信するプロモーション用の動画やプリビズの制作など活躍の範囲は色々と広そうなので、事業所ほ取り組みの中で色々と試してみようと思います。

現在、Google Flowを使う為には、月額性の有料プランGoogle AI Proへの登録が必須となりますが、最初の1月目は無料でプランの使用が可能ですので、興味のある方は是非試してみてください!
※Google AIについては、コチラ(https://one.google.com/intl/ja_jp/about/google-ai-plans/)をご確認ください。

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